妊婦さんは甘酒を飲んでも大丈夫?
最近は朝晩が涼しくなってきて、過ごしやすくなってきましたね。
私の家の周りではトンボをよく見かけるようになったので、秋を少しですが感じます。
さて、今回は「妊婦さんが甘酒を飲んでも大丈夫?」について、書かせていただこうと思います。
私の友人に妊婦さんがいるのですが、「甘酒を飲みたいけど、飲んでもよいか分からない」と相談された事がきっかけになっています。
結論からお伝えすると、酒粕不使用で、米麹で作られた甘酒は飲んでもOKです。
米麹で作られた甘酒は砂糖不使用で米本来の甘味を楽しめます。
ただし、妊婦さんそれぞれの体調が異なりますので、かかりつけの産婦人科で甘酒を飲んでも大丈夫か確認し、体重の増減やお医者さんのアドバイスなどをよく考慮して飲むようにしましょう。
<妊婦さんは甘いものが食べたくなる>
妊娠後期に甘いものを食べたくなる方が多いそうで、我慢がストレスにつながる事もあるようです。
もともとはそんなに甘い物を好まなかったのに、欲するようになる場合もあります。
①ホルモンバランスの変化
妊娠初期から後期にかけ、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が増えます。エストロゲンは甘味への感度を低下させる可能性があるとされていて、プロゲステロンは知覚を鈍くする作用があるそうです。ホルモンバランスの変化により、妊娠中はどうしても甘い物を欲してしまうのです。
②代謝の変化
赤ちゃんはぶどう糖をエネルギーにして成長していきます。妊娠後期になると赤ちゃんが一段と大きくなるので、胎盤を通じてママから供給される栄養量が増加していきます。妊娠後期に甘い物が食べたくなるのは、代謝の変化が起きているからです。
<甘い物の食べすぎには要注意が必要です>
①体重増
砂糖を含んだ食品は高カロリーなものが多いので、どうしても体重増につながります。
妊婦さんの体重増が著しく多いと産道や子宮に脂肪がつき、難産、産後の出血につながることがあります。
ただし、推奨増加体重は産婦人科でお話があると思いますので、病院で相談しながら適度に摂取するのが一番なようです。ストレスにならないよう甘い物や食事を適切に摂る事が大切になります。
②妊娠高血圧症候群
高血圧や蛋白尿、むくみなどの症状がでる疾患で、妊娠20週から出産後12週までのあいだに高血圧症状を発症することを指すそうです。胎児発育不全や常位胎盤剥離など赤ちゃんへの影響も出ることがあるため、注意が必要です。
③妊娠糖尿病
妊娠中の食べ物や生活によって、血糖値が上がってしまう症状です。発症すると早産を招いたり、妊娠高血圧症候群にかかりやすくなるようです。赤ちゃんにも影響があり、流産、巨大児、胎児死亡などのリスクも生じます。
④低血糖
甘いものばかり食べているとインスリンの異常分泌が起き、血糖値を下げることがあります。疲れやすくなったり、めまいを起こしたり、感情の起伏がみられることがあります。マタニティーブルーは低血糖と関係していると言われているそうで、産後うつなど産後も影響を及ぼすことがあるようです。
<甘い物と上手に付き合うには?>
①自然の甘みを摂るようにする
洋菓子より和菓子、和菓子より果物や穀物がよいそうです。
ドライフルーツ、寒天、ヨーグルトなどを少量食べて、ストレスを少なく甘みを取り入れましょう。
②飲み物で甘みを感じる
ミルクや豆乳を飲んだり、和三盆糖やきび砂糖を少し入れてもよいそうです。
<甘酒は飲んでも大丈夫?>
米麹の甘酒でノンアルコールのものであれば、安心してお飲みいただけます。
酒粕で作られているものはアルコールが含まれるので、妊婦さんは避けたほうがよいそうです。
注意点としては、アルコールが1%未満でも「ノンアルコール」と記載できるので、実際は微量ですがアルコールが入っている場合があります。
あままの甘酒はアルコールが入っていないので、安心してお飲みいただけます。
<甘酒を飲む注意点>
甘酒は高カロリーなので、たくさん飲むのは控えましょう。
ぶどう糖は適量であれば問題ありませんが、過剰摂取は高血糖につながります。
また、妊娠糖尿病の妊婦さんは甘酒を飲むのは避けましょう。
かかりつけの産婦人科で甘酒を飲んでも大丈夫か確認し、体重の増減や体調などをよく考慮して飲むことが大切になります。安心してお飲みいただくために、お体を大切にお楽しみください。
<あままの甘酒は妊婦さんに優しい>
あままの甘酒は米と米麹のみで造った手作りです。保存料、塩分、糖分などの添加物は一切使用していないので、安心してお飲みいただけます。
ご家族みなさまでお楽しみください!
<参照・参考サイト>