<末病>生活習慣病は半健康状態。末病について考えてみましょう!

<未病ってなんだろう?>

「未病」という言葉を最近耳にします。
CMだったり、雑誌に特集が組まれることもありますね。

政府は未病から年々増え続けている医療費に対し、未病対策としてさまざまな政策を打ち出しています。
末病から引き起こされる病気は、かかった本人はもちろん国の財政へも影響が出てしまうので、深刻な問題なんですね。

さまざまなヘルスケアー学会や協会が政府の後押しで作られており、未病治診断士や未病医学認定医がいます。日本未病システム学会という一般社団法人もあり、会報も発行されています。

日本未病システム学会の定義では未病とは「自覚症状はないが、検査で異常がある状態」と「自覚症状はあるが、検査では異常がない状態」を合わせて未病と呼んでおり、半健康状態とも言われています。

 

<末病っていつから言うようになったの?>

もともと、未病という言葉は2000年前から使われていたようです。
文献に登場したのは中国最古の医学書「黄帝内経」が最初といわれていて、医学書には未病を治すのが最高の名医だと書かれています。

また、未病を治すことを、江戸時代の貝原益軒が83歳で書いた「養生訓」に載せています。
「聖人は未病を治すとは、病がまだ起こらざる時、かねて慎めば病なく」、つまり未病を治すとは、日ごろの健康管理(養生)をしっかりすることで、それを怠ると「後に病をなすこと大にして」結局「身をくるしめ、心をいたましむ。」結果になると記載されています。

 

<末病が話題になっているのはなぜ?>

先にも述べたように、現在でも未病を治すことが課題になっています。
未病が最近話題になっているのは病気・病名が出される以前に、病気同様の不健康な人が増えていることが関係しています。いわゆる「生活習慣病」といわれ、まだ発病していなくても病気的な症状が蔓延しているからです。

 

<末病を防ぐために>

日常に潜む危険因子は高血圧、脂肪肝、糖尿病や高血脂症等更に高血糖、肥満、動脈硬化を含め多岐にわたっています。それらは三大成人病(がん、心臓病、脳卒中)につながり、日本人の死因の6割を占めています。

そして、この「生活習慣病」の予備軍と見られる人は日本では5000万人といわれ、これは日本の人口のほぼ半分に当たります。一家4人のうち2人が「生活習慣病」の予備軍もしくは正真正銘の「生活習慣病」の持ち主ということになります。

何よりも恐ろしいのは、ほとんどの人がその怖さを自覚していないということです。
生活習慣病を現代の未病と考えると、普段の生活管理と食事に関して真剣に考えなければならないことに気づきますね。

「未病うつ」という言葉があるように、精神面でも未病が指摘されています。
肉体と精神両面でのケアが必要な現代、ますます健康について考えなければならない時が来ているんですね。
健康な肉体に健康な精神宿る。食足りて礼節を知る。

 

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<末病>生活習慣病は半健康状態。末病について考えてみましょう!(写真:photoAC)