【甘酒由来】なぜ甘酒という名前になったのか。

毎日甘酒と接していると思ってもいない疑問が…。
それは「甘酒はなぜ甘酒という名前になったのか」という疑問。
米麹で作られた米麹甘酒。栄養素が豊富な飲む点滴とわれる甘酒
そこで調べてみました。
まずはやはり王道のWikipedia
甘酒の起源は古墳時代に遡り、『日本書紀』に甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述がある。古くは「一夜酒(ひとよざけ)」または「醴酒(こさけ、こざけ(「濃い酒」の意))」と呼ばれた
あれ?
天甜酒(あまのたむざけ)は、白酒=濁酒のことではないのかな?と思いながらWikipediaを読んでしまいました。
そうすると名前の由来としては、天甜酒からあまのたむざけ→あまのむざけ→あまむざけ→あまざけとなったようにも感じます。
しかしここで疑問なのが甘酒はノンアルコールであること。
酒粕甘酒はアルコールが入っているといても米麹甘酒には入っていません。
 そうなると何故甘酒というのかもう少し掘り下げてみたくなります。
ここで驚きの事実!!!!(よく知られている内容ですが)
実は甘酒、昔は酒蔵が夏に手が空いた時期の副業として作られていたんです。
日本酒と皆さんが呼ぶ清酒は、寒い時期である冬に作られる酒が美味いとされています。
その理由は、寒いことで雑菌が繁殖しにくい時期であることが一番の要因と言われます。
また計器類が無い時代に杜氏をはじめとする蔵人は、
発酵状態のよって変わる香りや味、肌に感じる温度変化などを頼りに、とぎすまされた感覚によって把握し、複雑な酒造りに対応してきたと言われています。
酒蔵イメージ。酒蔵と言えばこんな雰囲気ですね。
※かやま酒蔵ではありません。

 

酒蔵が甘酒を副業として作る理由としては、作る工程が似ていることから夏の閑散期に作ろうという流れとなりました。
清酒の工程は、まずお米を蒸します。
蒸した米のでんぷん質を麹菌が糖分に分解、酵母菌がその糖分を栄養源にしてアルコール発酵し、出来たもろみを搾ると酒と酒粕に分かれ濾された酒が清酒となります。
一方で甘酒は、蒸した米のでんぷん質を麹菌が糖分に分解し出来上がります。
日本酒を作る工程の前半は似ていますが、アルコール発酵の基になる酵母菌を加えることがないのでアルコールは発生しません。
両方ともに重要なのがなんの”米麹”を使うのか。
かやま酒蔵の甘酒あままは、千葉産コシヒカリの米麹を使用しております。
ほんのりと広がる甘味はお米のデンプンの甘さ!!!! 健康的でお薦めです!
まとめ
色々調べてみても甘酒がなぜ甘酒を言われるのかという由来がでてきませんのであくまでも想像ですが、
酒蔵が夏の時期にも飲んでもらえるお酒として、同じ米麹で作られる甘酒を製造し、名前を天甜酒から甘いお酒とかけ甘酒としたようですね。
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